〈手洗い洗車効果とは?〉手順と注意点を解説!

長く車を乗るためには定期的な「洗車」が必要ですが、そんな「洗車」には手順注意点があるのを知っていますか?

ただ手洗い洗車するだけでは、車を傷つけたり水垢が残ってしまう可能性があります。

そこで今回は意外と知らない「手洗い洗車の手順と注意点」を解説し、必要な道具や手洗い洗車と洗車機のメリット、デメリットも紹介していきます。

洗車の効果とは?

車は2、3日でホコリ・チリ・鉄粉・泥、または時期によっては花粉・黄砂・雨・雪・紫外線などの外的影響をうけます。

洗車しないままにしておくと表面に汚れが蓄積され、ボディに付着する汚れや水垢を放置して紫外線を浴び続けると塗装面の劣化につながり、放置し続けるとガンコな汚れとなりさらに落ちにくくなります。

洗車はカーメンテナンスとして、車にとって重要であり、「洗車」には見た目を美しく保つ以外にも、車の状態が把握できたり交通事故防止車の劣化を防ぐなど、いくつかの役割があります。

そのため洗車は車にとって必要なメンテナンスになります。

必要な道具

洗車する前に必要な道具を準備します。

洗車に使用する道具は、

ホース 蛇口から使いたい場所までの距離を考えてホースの長さは余裕のあるもの
バケツ 洗車後に洗車道具の収納ができるよう容量の大きいものを選ぶと便利
スポンジ 傷防止のためボディ用とホイール用で2個用意
カーシャンプー 車の塗装面にやさしい中性シャンプーがオススメ
クロス 傷防止のためボディ用とホイール用で2枚用意
脚立 背の高い車は屋根を洗うときに脚立があると便利

カー用品店に行けばさまざまな種類のものが売られているので、必要に応じて購入してみると良いでしょう!

手洗い洗車の手順

道具をそろえたらさっそく洗車してみましょう!

ここでは、手洗い洗車するときの基本的な手順を紹介します。

汚れを落とす

汚れのないように見えるボディにも小さな砂やホコリが付いており、そのまま洗うと洗い傷の原因になるので、最初に水だけでおおまかに汚れを落とします

花粉や黄砂、鳥のフンや虫の死骸、排ガスに含まれる油分など、水では落ちにくいものも多く含まれるので、この段階でできる限りの汚れを落としておくことが、手洗い洗車を美しく仕上げるポイントです。

洗車は基本的に上から下に洗うので、車の屋根から窓ガラス、ボンネット、ドアと上から下へ水をかけ、洗い流します。

ボディを洗う

ボディを洗うにはたっぷりのシャンプーが必要です!

クリーミーな泡をつくるためのポイント!

  1. カーシャンプーの液をバケツに入れます。
    ※カーシャンプーの量と水の配分は商品説明書を参照
  2. 強めの水圧でバケツに勢いよく水を入れ、円を描くように動かし泡立てます。

ボディ用スポンジに泡をたっぷりつけたら、一定方向にスポンジを動かします

汚れを浮き上がらせるのが目的なので、泡がたっぷりついていれば、それほど力を入れてこする必要はありませんが、しつこい汚れがある場合には、汚れたスポンジを1度洗い、泡を付け直して再度洗います。

タイヤホイールには泥や鉄粉汚れが付着しており、その汚れが付いた洗車スポンジでボディを洗うと傷の原因になるので、ボディ用のスポンジとホイール用スポンジを用意しておくと良いでしょう!

洗い流す

ボディ全体を洗い終わったら、カーシャンプーの泡を水で洗い流します。

このとき、上から下へと順番に流していけば、泡が残らず効率的です。

泡が乾いてしまうと跡が残ってしまうので、乾く前に洗い流すようにしましょう。

この際、ドアやサイドミラーの隙間、ホイールハウスなど、隅々までしっかり洗い流さなければ洗浄成分が残り、塗装の色ムラやシミ、汚れの原因になります。

目に見える泡だけではなく、細部まで念入りに洗い流すことが重要です。

吹き上げ

手洗いで重要なポイントは、最後の拭き上げです。

水滴が残ると、水道水に含まれるミネラル分がシミとなり、なかなか落ちないので、素早くきれいな拭き取りを心がけましょう。

同じ場所を何度も拭くのではなく、一度で拭き取ると全体をスムーズに拭き上げられます。

拭き取り用クロスはすり傷防止のため、あらかじめ濡らしておきます。

また、拭き取りも一定方向で、力を加えず表面をサッと拭き取ります。

スポンジと同様、タイヤホイールは鉄粉汚れが付着しているため、同じクロスでボディを拭くと傷がつくことがあるので、必ず2枚で使い分けましょう。

泡を洗い流すとき、日が当たって乾きやすくなっている部分を最後にするのもテクニックのひとつです。

洗車する時の注意点

車を傷つけない、劣化させないためには、洗車する時にいくつかの注意点があるので詳しく解説していきます。

洗車する時間帯や天気

洗車するなら、朝方や夕方の気温が低く、曇っている日がオススメです!

雨の日を避けるのは当然ですが、晴れの日も注意が必要です。

なぜなら、日差しが強烈で気温が高過ぎると、洗剤や汚れのついた水分が拭き取る前に乾いてしまい、ボディにシミが残ってしまうからです。

洗車の頻度

基本的な目安は1カ月に1度が良いでしょう!

ただし、

  • 鳥のフンが付いた
  • 花粉や黄砂で汚れた
  • 雪道で融雪剤が付いた

これらのケースを放置すると塗装が傷み、サビやシミの原因になるため、汚れたらできるだけ早めに洗いましょう。

カーシャンプーの選び方

カーシャンプーには、車のボディカラーを指定している商品オールカラー対応商品があります。

ボディカラーを指定しているカーシャンプーを選ぶときには、成分に配合されるコンパウンド(研磨剤)の量が異なるので気を付けてください。

一般的に、汚れの目立ちやすい白やシルバー系であればコンパウンドの配合量は多く、黒や紺など濃いカラーであれば少なくなっています。

コンパウンドは配合量が多いほど汚れを落としやすい一方、塗装を傷めやすいデメリットもあるため、カーシャンプーのカラー指定は守りましょう。

最近はコーティング剤配合など多機能なカーシャンプーが増えていますが、慣れないうちは塗装にやさしい中性シャンプーを選んでおくと安心です。

コーティングした車の場合

まずコーティングをしたら、1ヶ月は洗車を避けるようにしましょう。

コーティングが硬化するまでには1ヶ月程度かかるため、その間に洗車してしまうとコーティング剤を剥がしてしまうおそれがあります。

もし汚れが付着した場合には、水洗いだけで済ませるようにしてください。

水洗いだけの場合

水洗い洗車は気軽にでき、洗車時間の短縮になりますが、落とせない汚れがあったり、ボディに傷が付く可能性があります。

水洗いをする際は、水をかけながら上から下に洗い流すようにすると良いでしょう!

あまりにも汚れがひどい場合は、カーシャンプーを使用することをオススメします。

手洗いと洗車機のメリット、デメリット

洗車の方法は「手洗い」と「洗車機」があります。

ここでは手洗いと洗車機どちらの洗車方法が良いのか、それぞれのメリット・デメリットを解説するので、ぜひ参考にしてみてください!

手洗い 洗車機
メリット 細かな所もキレイにできる

車の状態に気付きやすい

短時間で洗車できる

洗車道具が少なく済む

デメリット 時間がかかる

洗車スペースが必要

水道が必要

細かい部分まではキレイにできない

利用するたびに料金がかかる

手洗いと洗車機はそれぞれメリットとデメリットがあるので、自分の生活環境に応じて使い分けると良いでしょう!

 

まとめ

洗車は車の見た目をキレイにするだけでなく、自分の車の状態を把握する機会でもあります。

手順を守らなかったり、間違った方法で行ったりすると、車を傷つけたり、汚れが悪化する可能性があるので、手順や注意点を理解しておくことが大切です。

自分で洗車する方法もありますが、時間がない時には洗車機を利用したり、自分の気付かないところまでキレイにしてくれるプロに任せる手段もあります。

車の汚れを蓄積させる前に、定期的に洗車して見た目をキレイにして車の劣化を防ぎましょう!

 

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